dマガジンを愛読する管理人が(ほぼ)毎週、独断と偏見で選んだ記事に一言物申す! 月末にナンバーワンを決定!※「dマガジン」はNTTドコモ提供の雑誌購読サービスであり、当サイトはNTTドコモ社、各雑誌の発行元とは無関係です。必ずしも、その週に刊行された雑誌の記事から選ぶわけではありません。
自然治癒力とは私たちのもつ力のすべて >>>『kiitos. Vol.38』 ✍「自然治癒力」と聞くだけで想像できることがある。現代人の自然治癒力は、大昔の人間よりも確実に下がっているのではないか、ということ。この力(機能?)、身体の状態を一定に保とうとする働き「ホメオスタシス」とも深く関わる。具体的には、免疫系や自律神経系、内分泌系などが相互に作用し、私たちの身体を安定した状態に保っている。記事には、現代人の自然治癒力が低下してきた原因らしきものが解説されている。ざっくり言うなら、人間は自然から離れて都市で暮らすようになり、自然治癒力を損なうさまざまな要因を背負い込んでしまった。現代病や慢性病と呼ばれる病も生まれ、この力はますます失われてきているという。では、どうすれば昔の状態を取り戻せるのか? 詳細は記事を読んでほしいが、まずは生活を見直すこと。たとえば、私たちの身体のあちこちにいる「常在菌」とうまく付き合ってみる。常在菌は私たちの健康と切っても切れない関係にある。特に大事なのが腸内細菌で、生命維持にも欠かせない存在だという。腸内環境を整えるには、やはり食事。記事には、自然治癒力を支えるための食の知識もまとめられている。管理人は、食の心得とされる「一物全体」という言葉が、妙に腑に落ちた。生き物はさまざまな要素から成り立っているが、それらが丸ごとそろって、はじめてバランスのとれた存在となる。食もできるだけバランスよくとりなさい、ということなのだろう。この心得、ホメオスタシスにもズバリ通じる。現代人は、何事においてもバランスを崩しがち。まずは自然治癒力を取り戻すことから始めてみるのがいいかも。
❝MOMAT❞へようこそ! >>>『婦人画報 2026年11月号』 ✍ MOMAT(モマット)は、東京国立近代美術館の略称。管理人、この美術館には数年に一度の頻度で訪れる。最後に赴いたのは昨年(2025年)で、「ヒルマ・アフ・クリント展」を妻とともに鑑賞した。その後は、いつものとおりMOMATが誇る常設展示へ。この記事を飾っている和田三造の『南風』や、萬鉄五郎の『裸体美人』は、毎度必ず観る(場所もだいたい頭に入っている)。記事にはほかにも、MOMATが所蔵する超一流の作品がずらり。同館の名作は、国内外の画家はもちろん、さまざまな分野の表現者たちにも影響を与えてきた。たとえば、自身の作品もMOMATに数多く所蔵されている李禹煥。彼は、坂本繁二郎の『水より上る馬』をこう評価する――。坂本は対象(馬)を描いているようで、実はその周囲も含めた世界観を描いている。淡い色やぼかしで表現しているのは、そのためだ。坂本は、見るという行為を超えたところにある何かを表現したかったのでは?(管理人による超訳)――ぜひ、実物の作品を観ながら、李の講評の原文を確かめてほしい。今回の記事は、MOMATそのものについての解説もあり、発見が多かった。副館長によると、同館は明治期以降の約130年間に生み出された日本近代美術の名作を収蔵している。その数、約1万4000点。展示作品は年に約4回入れ替わる。それより前の古い時代の日本美術は、東京国立博物館が所蔵する。普通に考えれば妥当な❝棲み分け❞だが、そんな役割分担になっていることを知れたのはよかった。激動の時代として語られる近代日本。その世界観や変遷を知る一つの方法は、この時代を目の当たりにしてきた優れた表現者たちの作品をMOMATで観ることかもしれない。
いますぐ始めたい認知症予防。脳のためにできること >>>『クロワッサン 2026年10月10日号 1174号』 ✍ 認知症は病気そのものではなく、さまざまな原因によって認知機能が低下した「状態」のことをいう。でも、病気か否かは、もはや問題ではない。自分が自分でなくなる可能性があるとしたら、それは文字通り筆舌に尽くしがたい恐怖。現在の日本では、65歳以上の高齢者の4人に1人以上が、認知症または軽度認知障害(MCI)だという。一方、世界中で認知症研究が進み、予防や進行抑制への道も徐々に開かれつつある。重要なのは、いかにMCIの段階で見つけられるか。検査方法もいろいろあり、適切な対策を講じれば、なんと認知機能が正常な状態に「Uターン」することもあるという。実際、MCIの人の約4割が、その後、認知機能が正常な状態に戻ったというデータもあるのだ。な、なんと⁉ では、具体的に何をすればいいのか? 詳しくは記事を見てほしいが、まずは認知症を知ることが肝要。一口に認知症といってもいくつかのタイプがあり、認知機能が低下する仕組みも異なる。最も多いのが、脳内にアミロイドβやタウというたんぱく質が蓄積し、神経細胞の機能を損なっていく「アルツハイマー型認知症」。現在では、アミロイドβの蓄積を調べる検査方法や、アミロイドβを標的とした治療薬も登場している。ただし、認知症が進行してしまうと、現時点では元の状態に戻すことは難しい。だからこそ、認知機能の低下を感じ始めたら、ためらわず医療機関を受診することが必須。最近では「もの忘れ外来」を設けている病院も増えている。あとは月並みだが、日々の運動、生活習慣の改善、脳を使う活動、人とのコミュニケーションといった基本を押さえることに尽きる。記事を読めば、自分でできることが意外にたくさんあることに気づくはず。そして、それらにバランスよく取り組んでいくこと。上の『kiitos.』で学んだ「一物全体」の精神はここでも生きてくる。バランスは、やっぱり大事。
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