dマガジンを愛読する管理人が(ほぼ)毎週、独断と偏見で選んだ記事に一言物申す! 月末にナンバーワンを決定!※「dマガジン」はNTTドコモ提供の雑誌購読サービスであり、当サイトはNTTドコモ社、各雑誌の発行元とは無関係です。必ずしも、その週に刊行された雑誌の記事から選ぶわけではありません。
サライの「書」 >>>『サライ 2026年10月号』 ✍ 「弘法にも筆の誤り」と逆説的に賞賛される空海上人。誰もが知る人物だが、その字をまじまじと見る機会はそうないはず。書の達人「三筆」の一人に数えられる空海上人は真言宗の開祖(三筆の他の二人は、嵯峨天皇と橘逸勢)。そういえば、前回のウワサのdマガ!で触れた東寺は真言宗の総本山だ。そんな空海上人は、文字に相当なこだわりを持つ人物だったらしい。詳しくは記事を読んでほしいが、中国の「書聖」王羲之の字に学びながらも日本独自の文字を書きたいという願いが、字の書きぶりに表れているという。その思いが成就するのは、後世にひらがなが発明されてから。記事には他にも多くの達人の書が並ぶ。管理人は良寛筆『地しんは信に』が大のお気に入りに。大地震に遭ったことを嘆く重い内容だが、こんな風情のある字が書けたらいいなと思う。この記事、筆を通して手に伝わる感覚「筆蝕」をオノマトペで表現するという趣向があってかなり面白い。字を音でつかもうなんて、日本人ならではの発想? なお残念ながら、dマガでは読めない書も多い。藤原行成の筆となる国宝『白氏詩巻』や伝紀貫之の筆となる重文『寸松庵色紙』などを拝みたい人は本誌を買うべし。
AI産業戦争 日本の逆襲 >>>『週刊ダイヤモンド 2026年9月12日号』 ✍ 世界はすでに「エージェント型AI」の時代に突入しているという。「生成AIとは違うの?」という疑問は至極ごもっとも。質問に文章で答えを返すのが生成AI。エージェント型AIは、指示を受けると目的を達成するまで推論や情報収集をくり返す。「一を聞いて十を知る」という孔子の言をほぼ地で行く存在といえそう。そんなエージェント型AIを支える「AIサーバー」あるいは「AIコンピューティング基盤」で存在感を高めているのがエヌビディア。もともとはGPUを設計する半導体企業だったと思うが、あまりにも大きく変貌した。同社の中核となる次世代AIコンピューティング・プラットフォームが「Vera Rubin(ベラ・ルービン)」。本格的なAI新時代に向けてこの製品の需要が爆上がり中らしい。AIサーバーは、高性能なGPUやCPU、HBM(High Bandwidth Memory)などの半導体に加え、それらを高速に接続するインターコネクトやネットワークなどから構成される。エヌビディアはこれらの半導体をすべて自社で製造しているわけではない。GPUなどの半導体ウェハーの製造をTSMCやSamsungに委託し、HBMなどのメモリをSK hynix、Samsung、Micronなどから調達する。詳しくは記事を読んでほしいが、AI半導体のサプライチェーンにおいて、台湾・韓国企業の存在感は大きい。では日本は? キオクシアという有望株もあるが、まだまだ蚊帳の外という印象は否めない。負けるな! それはさておき、管理人もそろそろ本格的にAIを仕事に取り入れる段階に移行中(話が一気に小さくなってしまった)。
秋田で「虚舟事件」の新資料発見‼ >>>『ムー 2026年10月号』 ✍ この企画を始めたとき、いつかは『ムー』を扱うぞと決めていた。「虚舟事件」の名を目にして、その時が来たことを知る。この事件、『ムー』読者ならずとも興味をかき立てられるはず。ざっくり説明しよう。1803年(享和3年)、今の茨城県(当時は常陸国)の海岸に奇妙な形の舟に乗った女性が漂着する。舟が円盤のような形をしていたことから「江戸時代のUFO事件」と揶揄されることもある。異国風の着物を着た女性は判別できない言葉を話し、細長い箱を小脇に抱えていた――。これだけだとトンデモ話にしか聞こえないが、江戸時代の国学者「屋代弘賢」による古文書『弘賢随筆』(国立公文書館所蔵)に事の子細が記されている。しかも女性と舟のイラスト付きで。今回の記事は、この事件の存在を裏づけるかもしれない新資料が秋田で見つかったことを伝えたもの。記事では、この資料(古文書)の全容を見ることができる。管理人、ちょうど『サライ』の特集で目が書に慣れていたので解読を試みる(記事中に書き下し文があるので、素人でもだいたい読める)。女性の話す言葉が「チンフンカン」だったと毛筆で記された箇所に、思わず「クスッ」。実は、虚舟にまつわる伝説・伝承の類は日本全国にある。雑誌『ムー』では本年4月号でも関連記事を扱っていた。今後も新たな資料が出てくる可能性があるとのことなので、管理人も引き続きウォッチしていく。
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