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宇宙×南極 >>>『月刊星ナビ 2026年10月号』 ✍ 今年も日本人がノーベル賞を獲ったど! 東京理科大学名誉教授(のちに栄誉教授)の硤合憲三博士が、「不斉自己触媒反応」の発見および実現に対して2026年度のノーベル化学賞を手にした(フランスのアンリ・カガン博士との共同受賞)。この反応、生命を構成する分子にまつわる謎を解き明かす可能性を秘めた発見で「硤合反応(Soai Reaction)」と呼ばれる。🔶分子には立体構造が右手と左手のように「鏡に映した関係」にあるものがある。実は、生命の中の分子には「鏡に映した関係」の一方だけが圧倒的に多いという謎がある。ここで登場するのが硤合反応。この反応は、ごくわずかな左右の偏りを自己触媒作用によってとことん増幅する。つまり、生命誕生に至る過程でも、こうした仕組みが重要な役割を果たした可能性が指摘されているのだ。🔶10月7日に理科大で開かれた記者会見で、自身の研究の社会的意義を問われた博士は、以下のようなことを述べて会場をざわつかせた(ように管理人には見えた)―― 今年のノーベル物理学賞に決まったニュートリノの研究は、何か社会の役に立つのでしょうか?――🔶前置きが長くなったが、思わぬ形で話題に上った2026年度のノーベル物理学賞は米ウィスコンシン大学のフランシス・ハルツェン博士が受賞。博士は、南極のニュートリノ観測施設IceCubeの建設と研究を主導した。🔶なんで南極? と思った方は、この記事を読むべし。宇宙観測一般で言うと、南極は極めて適した地と言える。観測の邪魔になる光や水蒸気が極端に少ないからだ。🔶ニュートリノ観測については少し理屈が違うが、要はニュートリノの検出に必要な水の代わりに南極大陸の膨大な氷がそのまま使える。つまり、IceCubeは南極自体を観測器にしてしまおうというスゴすぎる計画なのだ!🔶そんなわけで、宇宙観測の分野では今、南極がアツいらしい。一方、生命の起源をめぐっても、宇宙および南極は関係がないとは言えないかも。生命やその材料が宇宙から地球に運ばれてきたという説があるほか、南極では数多くの隕石が見つかっているからだ。生命はどこから来たのか、生命を構成する分子の左右の偏りはどのように生まれたのか――。そんな謎に思いを馳せるのにも南極はうってつけの場所なのかも?
待望の羽田空港特集だ! >>>『月刊エアライン 2026年11月号』 ✍ 最近は訪れることがめっきり減った羽田空港。管理人が仕事でよく利用していたのは第2ターミナルが開業した2004年頃で、JALなら第1、ANAなら第2と、ターミナルの違いに戸惑った記憶もある。そんな羽田空港が、さらに変革の時を迎えようとしている。🔶「ビッグバード」の愛称で親しまれてきた第1ターミナルといえば、北ウイングと南ウイング。この9月、新たな搭乗エリアとなる北側サテライトが完成した。それだけ利用客が増えているということなのか。実際、国内線・国際線を合わせた旅客数は世界第3位というから驚く。国内線と国際線の両方を担う羽田の存在感がうかがえる。🔶羽田が現在のような国際空港としての役割を本格的に取り戻したのは、国際線ターミナル(現・第3ターミナル)が開業した2010年のこと。それまでは「内際分離」、つまり1978年に開港した成田を国際線、羽田を国内線の拠点とする原則のもとで運用されてきた(もちろん、1978年以前にも、それ以降にも羽田発着の国際線はあったが)。🔶しかし、成田は都心からのアクセスに課題があった。この点が次第に顕在化し、羽田の❝国際化回帰❞につながったと見るのが筋だろう。都心に近い羽田から海外へ飛べるようになったことは、国内外の旅行者にとってメリットがデカい。羽田の旅客数の多さは、そうした利便性の高さを物語っているとも言える。🔶記事にある「就航MAP」を見ればわかるとおり、羽田は世界の主要なハブ空港とつながっている。デルタ航空など、国際線の拠点を成田から羽田へ移した航空会社もある。とはいえ、成田が今なお重要な国際空港であることは言を俟たない。むしろ、主要な国際空港が国内に二つあるのは利用者にとって心強い。🔶羽田空港は今後、第1・第2ターミナル間の連絡機能を強化するなど、よりいっそうの利便性向上が予定されているという。すっかり腰が重くなってしまった管理人だが、こうなったら新しい羽田空港を目的地に出かけてみようかな。
熱狂!量子覇権 >>>『週刊ダイヤモンド 2026年10月10日・17日号』 ✍ AIの次に来るものは? 高市総理がまだ総理候補だった頃、著書の中で危機管理投資や成長投資の要の一つとして力説していたのが「量子(コンピュータ)」。当時、日本には「AI敗戦」、つまり第4次産業革命(AI革命)に敗れたという空気が蔓延していた。🔶高市政権が誕生し、「量子」は満を持して「AIの次」を担う戦略17分野の一角をしめるようになる。その投資見込み額は、2040年までに官民あわせて10兆円超とのこと。ワオ!🔶もちろん、量子コンピュータへの投資は世界各国でも進んでいる。詳細は記事を読んでほしいが、将来的な経済効果の試算はうなぎのぼり。上方修正が相次いでいるというから、その期待の大きさがうかがえる。🔶現状、量子コンピュータの開発で先行するのは、米IBMやGoogleなど。彼らが採用するのは「超伝導」方式だ。一方、米Quantinuumなどが採用する「イオントラップ」方式も有力視されている。しかし、開発競争はそれだけにとどまらない。すでに、その先を見据えた方式も登場しているのだ!🔶その一つが「半導体」方式。日本が「量子覇権」を握る可能性を秘めた本命候補になるかも? ということで、日本政府も支援に乗り出した。半導体の製造技術に強みを持つ日本には、確かに追い風となりそう。ただし! どの方式が本命になるのかは、まだ見通せない。詳しくは記事をチェックしよう。🔶むしろ現時点では、以前のウワサのdマガ!でも軽く触れた、スパコンと量子コンピュータを組み合わせて使う方法が将来的なトレンドになると見る向きも多い。そうなれば、スパコンの雄「富岳」を生み出した日本の存在感も、いっそう高まるはず。🔶理研や産総研など、日本が世界に誇る研究機関が、量子コンピュータの重要な研究拠点となっていることも忘れてはならない。あらゆる方式の研究開発が進められているほか、スパコンとの連携を探る研究も進行中。量子コンピュータが特定の計算課題で従来のコンピュータを上回る「量子優位性」をめぐるニュースも喧しくなるなか、何とか「量子」の分野で日本の底力を見せつけてほしい! と願う今日この頃。
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